濱田 愛子さん

社会福祉法人 高邦福祉会
柳川療育センター リハビリテーション室

Aiko Hamada

濱田 愛子さん(22)


2009年3月、福岡市立福岡西陵高校卒業。
同年4月、福岡国際医療福祉学院入学、12年3月、同学院卒業、
同年4月から柳川療育センター勤務。東京都日野市出身。
父親の転勤で小学校の時に福岡市に転居。

小さな変化や笑顔を目にした時やりがいを感じます
子供たちが地域に関われるようにサポートしたい―作業療法士を目指した動機は何でしょう。
濱田 ずっと以前から人の役に立つ医療系の仕事をしたいと思っていました。でも、この仕事をという明確なものはありませんでした。高3の春、友人に誘われて福岡国際医療福祉学院のオープンキャンパスに参加し、いろいろ話を聞いて、モノ作りが好きな自分に向いているのは作業療法士だなとピンときたのがきっかけです。モノを介してその人の心も一緒にリハビリをしていくというところに、ものすごくひかれたのです。
―それで作業療法士になろうと決めたのですか。
濱田 そうですね。すごくいい仕事だなと思いました。学院の施設や設備も充実していて、作業療法士になるためにこの学院に進もうと決意しました。
―入学してクラスや先生の印象はどうでしたか。
濱田 クラスの雰囲気がとてもよく、それまでのどの学校時代よりも楽しく、勉強も本当に頑張ったなぁと思います。一番頑張りましたね。先生は話しやすく熱心な方が多く、分からない箇所を聞きに行くと放課後、教室に来て教えてくださいました。
―専門学校で学ぶことのメリットをどう考えていますか。
濱田 4年制大学より1年早い3年間で国家試験を受験でき、その分早く働くことができることですね。ただ勉強は最初から専門科目を学びますので、当然中身は濃く、あまりゆったりとはできませんでしたが。
濱田 愛子さん―今、どういう方のリハビリを担当されていますか。
濱田 外来でお見えになる3歳から高校生程度までの発達障がいを持つ子どもたちと、入所されている重症心身障がい児(者)の方です。
―仕事の中でやりがい、喜びを感じるのはどんな時ですか。
濱田 一人ひとりに目標を設定して、それに向け、遊具などを使って一緒にリハビリを行っていますが、その目標ができるようになったり、小さな変化が生まれたりするのを見ることができた時、また重症心身障がい児(者)の方が笑っていらっしゃるのを目にした時、やりがいを感じます。発語できない人との間でコミュニケーションが成立した時も、すごくうれしかったですね。親指でスイッチを押すと動く電動車いすに、人工呼吸器を付けた入所の中学生の男の子を乗せた時、最初はがたがたと揺れるだけでしたが、最近は見学に見えたお母さんの所まで進むことができるようになりました。硬かった手は使うことで柔らかくなり、全身の皮膚の状態も、ものすごくよくなってきて、よかったなぁと心から思いますね。
―発達障がいを持つ子どもたちや重症心身障がい児(者)のリハビリに関わろうと思った理由は何ですか。
濱田 もともと子どもが大好きで、学院のボランティア部で軽度の発達障がいを持つ子どもたちと一緒に遊んだりしていたのです。発達障害の分野での2か月の実習期間中、ごく自然にこのような施設で働きたいなと思ったのです。
―柳川療育センターへの入職はそのためですか。
濱田 そうですね。でも、なかなか求人がなかったり、あっても同じ県の出身者でないと採用しないという話を耳にしながら入職先を探していた時、学院の先生から「ここ(の採用試験を)受けてみないか」と言われて。
―自分をさらに高めるための計画はありますか。
濱田 外部の勉強会に参加して学んだこと、他の作業療法士さんと話していて「そんな考え方もあるのか」とか「いいなあ」と思えることが多く、一緒に参加した人と体の動かし方などを練習し、それらをここで実践したりということはあります。外来で来られる子どもたちの中には幼稚園や小学校に通っている子どももいるので、地域の中で子どもたちが関わっていけたらなと思っています。療育センターでアドバイスしたことや、できるようになったことを生かして、子どもたちが少しでも生活しやすくなるようにと考えています。
一人ひとりに目標を設定して取り組んでいる―作業療法士としての濱田さんの夢ですね。他に夢はありますか。
濱田 入職2年目で、まだ「いっぱい、いっぱい」という現状です。先輩のリハビリの方法を見ていると、アイデアが豊富で引きだしの数がとても多いというか、活動中に色々な遊び(作業療法)をパッと思いついて実践している。そういうふうになりたいなと思います。
―濱田さんがイメージしている理想の作業療法士はどういうものですか。
濱田 患者さんの状態を正確に分析・評価でき、それに基づいて次のステップにもっていける、この患者さんにはこういうことが必要だということをいち早く見いだせる作業療法士、ですかね。
―これから作業療法士を目指す人たちへのメッセージをお願いします。
濱田 初めて学ぶ専門科目の勉強が難しかったりして、入学して一度は、何で入ったのかなぁと思う時期があります。私も似たような思いを抱いたことがありますし、周りの友達もそうでした。でも、そこで諦めてしまわないで踏ん張って勉強を続ければ、きっと楽しい仕事になると思います。人に関わることが好きな人には合った仕事だと思いますし、頑張ること、投げ出さないことも作業療法士には大事なことですね。
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